2025年9月12日から、CCUSと建退共の間で 自動連携機能 がスタートしました。
これまで必要だった「CCUS → 建退共」への二重入力やCSV作業が減り、事務負荷が大幅に軽減されます。
ただし「完全自動で放置OK」ではない点に注意が必要です⚠️
3つの連携方式とは?
① 一括作業方式(元請一括作業方式・一次下請一括作業方式)
元請事業者、または元請事業者と一次事業者がCCUSの就業履歴を活用して、建退共の掛金納付を可能とする方式です。
特徴:元請がまとめて処理するため効率的
注意点:下請の登録状況によってはデータ抜けが発生するリスクあり
② 下請個別作業方式
個々の下請事業者が、CCUSに蓄積された就業履歴(「月別カレンダーCSVファイル」)をダウンロードし、就労実績報告作成ツールを通じて上位事業者に報告。
最終的に元請事業者に集約され、一括して建退共の掛金納付を可能とする方式です。
特徴:各社が個別に入力するため透明性が高い
注意点:下請の事務負担が増える
③ R方式(建退共電子申請の就労実績を活用したCCUS就業履歴の登録)
建退共の電子申請で使った就労実績データを、そのままCCUSの就業履歴に反映できる方式です。
特徴:CCUSカードのタッチ忘れや、リーダー未設置現場でも“後から補完”できる
注意点:補完作業のルールを定めないと二重登録や不整合のリスクあり
メリットと注意点
メリット ✅
二重入力やCSV操作が不要
入力ミスの削減
処理スピードの向上
注意点 ⚠️
両システムの確認は依然として必要
下請未登録者がいるとデータが反映されない
元請・下請で「誰が入力・確認するか」を明確化する必要あり
まとめ
自動連携は業務負担を大幅に減らす画期的な仕組みです。
ただし、完全自動ではなく「設定・確認・調整」は欠かせません。
まずは自社の CCUS登録率の確認 と、どの方式で運用するかの検討 から始めましょう。
<文/OFFICE A事務スタッフK>




