先日、「建設業退職金共済制度(建退共制度)被共済者番号の登録について(お願い)」という通知を受け取った会社様も多いのではないでしょうか。
この記事では、なぜ CCUSの技能者基本情報に「被共済者番号」を登録する必要があるのか を整理します。
🔑 建退共制度とCCUSの連携が進化中
建退共制度は、従来の「証紙貼付方式」に加えて、2020年10月から 電子ポイント方式(旧:電子申請方式) による掛金納付が可能となりました。
さらに2025年秋には、CCUSの就業履歴データをワンクリックで建退共の電子申請サイトへ登録できる仕組み が始まる予定です。
これにより:
- 共済証紙の交付が不要になる
- 工事ごとの履行状況確認が効率化
- 申請や管理にかかる事務負担の軽減
- データ処理の正確性向上
といった効果が期待されています。
⚠️ 被共済者番号が未登録だとどうなる?
電子ポイント方式を利用する場合、CCUSの技能者基本情報に「被共済者番号」が正しく登録されていないと、就業履歴データをそのまま建退共掛金に充当できません。
つまり、
- CCUSから建退共へのデータ連携が止まる
- 手動での修正・入力が必要になる
- せっかくの自動化・効率化のメリットを受けられない
といった問題が発生してしまいます。
📩 通知について
この件に関しては、2025年7月31日付で建退共加入事業者あてに通知 が発送されています。
通知は、CCUSの利用頻度に関係なく一律で送付されており、普段あまりCCUSを使っていない事業者にも届いています。
将来的にCCUSと建退共の電子連携がさらに拡大することを見据えて、早めの対応が推奨されています。
✅ 今やるべきこと
- 自社の技能者のCCUS基本情報を確認
- 「被共済者番号」が未登録の人を洗い出す
- 必要な番号を登録して、電子連携に備える
🛠️ OfficeAでも対応可能です
OfficeAでは、CCUS技能者基本情報の「被共済者番号」の登録・変更手続き についても代行サポートが可能です。
- 登録状況の確認
- 番号の追加入力
- 情報更新手続き
など、事業者様の負担を減らす形でお手伝いします。
まとめ ✨
- 建退共制度は「証紙」から「電子ポイント」へシフト中
- CCUSとの自動連携により、就業履歴から掛金納付まで効率化が可能
- ただし、被共済者番号が未登録だと自動連携が動かない
- 今のうちに自社技能者の登録状況を確認しておくことが重要
👉 登録や情報更新に不安がある場合は、OfficeAへお気軽にご相談ください!
<文/OFFICE A事務スタッフK>




