CCUSには「簡略型」と「詳細型」という2つの登録方法がありますが、何がどう違うのか分かりづらいという声も。今回はその違いをわかりやすく解説します。
簡略型とは?
簡略型は、最低限の情報で登録できる簡易的な登録方法です。
特徴
- 登録項目が少ない(氏名・生年月日・所属会社など)
- 登録料が安い
- 短時間で登録完了
- スキルアップの履歴や評価は蓄積されない
こんな方におすすめ
- 現場の入場管理だけに使いたい
- まずは試しにCCUSに登録してみたい
- 自社での運用を徐々に始めたい
詳細型とは?
詳細型は、就業履歴や保有資格、研修の受講記録などをしっかりと登録・蓄積できる本格的な方法です。
特徴
- 登録情報が豊富(資格、経験年数、職種、研修歴など)
- レベル判定(能力評価)につながる
- 技能者の評価や処遇改善に有利
- 企業としての信頼性アップにもつながる
こんな方におすすめ
- 技能者のキャリア形成を支援したい
- 将来の表彰・優遇制度(レベル制度)を活用したい
- 国交省や元請からの要請で詳細型が求められている
比較まとめ表
項目 | 簡略型 | 詳細型 |
---|---|---|
登録情報の量 | 少ない(基本情報のみ) | 多い(資格・経験など詳細) |
費用 | 2,500円 | 4,900円 |
登録時間 | 7日~14日(時期により異なる) | 7日~21日(時期により異なる) |
就業履歴の記録 | あり(記録のみ) | あり(評価対象として活用可) |
レベル判定(評価制度) | 対象外 | 対象 |
現場入場対応 | 可能 | 可能 |
処遇改善・スキルアップ | 一部可能(評価制度は使えない) | しやすい(評価制度を活用) |
結局どちらが良いの?
目的によりますが、中長期的に建設業で働き続ける予定の技能者や企業は、詳細型の登録をおすすめします。
一方、とりあえず現場に入れるようにしたいという場合は、簡略型でもOKです。ただし後から詳細型へ切り替えることも可能ですので、計画的に活用していきましょう。
不明点がある、登録を任せたい💡などは、ぜひ一度「OFFICE A」にお気軽にご相談ください😊
<文/OFFICE A事務スタッフK>